



※フォーク酒場やライブハウス、ギター工房などで販売いただける皆さま用に、お得な10冊セットをご用意しました。
この本は、初版部数3000部。
そのうちAISAでは限定1000冊の在庫をもっています。
〝石川鷹彦〟は日本の生んだギター界のスーパースター。
その彼のコンプリートブックが、読んで欲しい読者の手に届いていないことが残念です。
石川鷹彦さんといえば、1960〜70年代、空前のフォークブームでほとんどすべてのギター曲を弾いていたといっていい〝ギターの神様〟です。
「22才の別れ」「神田川」「赤ちょうちん」「僕の胸でおやすみ」などなど、超有名曲のギターはほとんど石川鷹彦さんの手によるものでした。
レコーディングした曲は数千を軽く越え、共演したアーティストはイルカさん、吉田拓郎さん、さだまさしさん、森山良子さん・・・・ほか数知れず。
フォークの後、ニューミュージック、J-POPの時代になっても、ギタリスト、アレンジャーとして、いろんなミュージシャンと共演してきました。
(本人も、とても覚えきれないという……)
その石川鷹彦さんの業績をたたえて制作したのが「WORKS II」、ワークス・ツーです。
〝ツー〟というからには、ワンがありました。
ワンというべき「WORKS」は、石川さんを撮り続け、追い続けた編集者、小林和朋さんの手によってつくられました。
もともと、かぐや姫のファンだった小林さんは、自身もギターを弾くことから石川さんのプレーに引き込まれ、ファンとして、編集者として、石川さんのコンプリートブックを制作することを思い立ちます。
そして、2003年に〝ワン〟である「WORKS」が生まれたのです。
一方、AISAは、2009年に石川さんが出演した「NHK 趣味悠々 石川鷹彦のもう一度はじめよう!フォークギター再入門」のテキスト編集で、ご一緒する機会を得ました。
WORKS IIの制作陣はAISAをはじめ、初代WORKSの生みの親である小林和朋さん、NHKのテキストでライターを務めたギタリスト、門内良彦さん(Yoshi)、ノンフィクション作家の佐野正幸さん、楽譜出版社を経営し、石川さんの楽譜集も出版しているドリームミュージックの石川祐弘さんなど、いずれも石川さんにゆかりのあるメンバーばかり。
特集の対談では、押尾コータローさんが石川さんの自宅スタジオを訪れ、つきることのないギター談義に花が咲きました。
皆、石川鷹彦さんのギターの音色に惹かれ、「〝ギターの神様〟の偉業を、本という形にして残したい」という使命感に燃えて集まったのです。
この本の特徴は、ギタリスト〝石川鷹彦〟のたんなる業績の羅列ではないことです。
ファンはもちろん、石川さんのことをよく知らない人でも気になる、
「なぜギターの神様といわれるのか」
「ギターの美しい音色の秘密はどこにあるのか」
「どんなギターをもっているのか」
「ふだんはどんな人なのか」
など、〝石川鷹彦〟にまつわる情報を幅広く網羅しています。
さらに言えば、付録のCDもすごい。
石川さんのもっている数百のギターの中から、使用楽器を厳選。
みずからPro toolsを操り、セルフレコーディングによって収録された貴重な音源なのです。
レコーディングエンジニアが録った音ではなく、石川さん本人が録った音。
本人が「いいね」とOKを出した音です。
ほかでは絶対に手に入らない、〝ギターの神様〟のありのままの音なのです。
「WORKS II」は、そんな石川鷹彦さんと縁のあった人たちによってまとめられた本です。
石川鷹彦さんの偉業だけでなく、
日本のアコースティックギター界の歴史の1コマがぎゅっとつまっています。
いろんな偶然でこのページを見てくださった方、本当にありがとうございます。
もし、あなたがギターを好きで、「WORKS II」のことを知らなかったのであれば、ぜひ、手にして欲しい。
知って欲しい。
日本に、こんなにもすごいギタリストがいることを。
ギターの神様がいることを。
その人の名は、石川鷹彦(いしかわ・たかひこ)であるということを。
この本が、心に刺さるはずであろう人たちの目に、このページが届きますように。